『PHP』

『PHP』
LINEで送る
Pocket

PHPの特徴

汎用性の高いJavaに次いで人気が高いと言われているプログラミング言語が「PHP」です。Web系開発に特化したオブジェクト指向対応可のプログラミング言語ということで、Webアプリやその他様々なWebサービスで頻繁に使用されており、有名なところでは、WordPressや開発当初のFacebookもPHPを使用しています。PHPは動作確認が楽という点でとても優れています。Javaであればプログラム実行にあたり、コンピュータ向けに翻訳するコンパイル作業が必要になりますが、PHPの場合、一度プログラムを保存すればコンパイル作業なしでプログラムを動かすことができます。また、HTMLの中にPHPのコードを埋め込むことで、Webページに動きをつけることができます。
このように、手間なくプログラムを書いて実行できるという手軽さから開発現場に浸透するのも早く、今やWeb系といえばPHPと言っても過言ではないほどの存在感です。同じスクリプト言語としてPHPと対比されることが多いのがJavaScriptですが、PHPがサーバサイドの言語なのに対してJavaScriptがクライアントサイドの言語なので、それぞれの役割は別物です。

開発環境の構築が簡単にできる

PHPの公式サイトにはPHPマニュアルを完備しており、インストール方法から各バーションの機能、構文や標準関数、クラス・モジュールの機能など、サンプル付きの解説があって初心者にわかりやすいものになっています。PHPの開発環境と言えば、「LANP(Linux、Apache、MySQL、PHPの略)」です。環境整備にかかるコストはかかっても数百円と安く、手軽さを後押ししています。また、Apache、MySQL、PHPの3つが入ったXAMPPというツールを使うという方法もあります。専用のツールがなければ、各OSに入っているテキストエディタを使ってプログラムを書くこともできます。
また、フレームワークが他のプログラミング言語より多いのもPHPの特徴のひとつです。多すぎて選ぶのが大変なぐらいですが、使い方さえ覚えてしまえばとても便利です。まずはプログラムの構文に慣れるための練習を繰り返し、フレームワークを使って実際にシステム開発してみると、PHPでよりスムーズにプログラムを作ることができるようになるでしょう。

PHPはプログラミング初心者の入門にぴったり

開発環境を整えやすく、プログラミングに手間がかかり過ぎないPHPは、Webプログラマを目指すプログラミング初心者が最初に学ぶ言語に最適です。PHPに関する情報は書籍やインターネットですぐに手に入るので、独学で勉強したい人にもおすすめです。

pagetop