Web系プログラマの言語「Java」

Tweet

Pocket

Javaの特徴

Web系で使われるプログラミング言語にはトレンドがありますが、トレンドに流されることなく今も現役で使われているのがJavaです。有名なJavaのスローガンに「Write once, run anyway（一度書けばどこでも動く）」というものがあるように、環境を選ばずに使えるのがJavaの最大の特徴です。パソコンで言えばWindowsやMac、UNIXをはじめとするOS、家電製品などの組み込み、制御系でもなんでもJavaのプログラムは動きます。使用できる範囲が広いだけに、Javaエンジニアの需要は安定しており、古いプログラミング言語でありながら人気の言語として常にトップクラスです。

大規模開発で使われていることが多い

世の中にある大小様々なシステムの中には、銀行や証券などの金融系システムに代表されるように、大勢のプログラマ達が何年もかけて作り続けてきたシステムがあります。そのようなシステムで重要なのは、動作の安定感とセキュリティの強さ、複数のプログラマが着手してもプログラムを傷つけない構造面の強さです。オブジェクト指向言語のJavaは、各機能を分解してプログラムを作ることができるため、不特定多数のプログラマが同時にそれぞれの作業をしてから、完成した部品を集めて大規模システムに組み上げていくことができます。

Javaをきっかけにスキルを増やす

プログラマとして働き続けるためには、いくつもの言語を操れるようになっておく必要があります。プログラミング言語はそれぞれ全く独立した関連性のない言語ではなく、他の言語の影響を受けて派生しています。JavaはC言語やC++を継承していて、C♯やRubyはJavaの影響を受けています。つまり、Javaをまず習得しておけば、それに関連するプログラミング言語を比較的楽に覚えることが可能になるということなのです。Java以外にも使えるプログラミング言語が多ければ、プログラマとしての価値を高めてキャリアアップすることも可能です。

JavaでAndroidアプリを開発する

Google社が開発したスマートフォン専用OS「Android」のアプリケーション開発において、Javaは大きな注目を集めています。日本ではiOSとのシェアを二分している状況ですが、世界的に見るとAndroidのシェアはNo.1。Google社が提供するアプリ開発ツールも充実していることから誰でも手軽にプログラミングの腕を試すことができる環境が整っています。Javaを実践的に身につけるには絶好のツールなので、書籍やインターネット上の情報をうまく活用しながら、まずは簡単なアプリを作成してみてはいかがでしょうか。